欲しく

なった機械をオークションで競り落とそうとしたけれど、入札が不毛な争いになっていると次第にイライラしてきてあきらめて、リセットの為に久し振りにマンガをレンタル。

坂道のアポロン BONUS TRACK (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 4 結婚 (フラワーコミックスアルファ)

さあ 秘密をはじめよう 1 (フラワーコミックスアルファ)

愛すべき娘たち (Jets comics)

マンガとはいえ、キャラの性格にそれなりの理性的な側面もないとだんだんと受け入れられなくなっている年齢ゆえに、今回のマンガはそういうところのツボはちゃんと押さえているので安心して読める。
『さあ秘密を〜』に関しては主人公が恵まれ過ぎているというふうにも受け取られる可能性はあるかなと思いつつも、その真摯さゆえのものでもあると感じられるから。全般的に登場人物たちが真摯であるから、そういう作品は救われるなぁと思う。これは『お嬢様はお嫁様』のぶっとんだ主人公の性格にも同様に感じられる部分でもある。
よしながふみの作品の登場人物たちの心情の絶妙さ。母娘という関係は結びつきが強すぎるがゆえに危ういところがあったりして、まさに愛憎一体なのだけれどそれを描きつつ、その母もまた1人の娘だったのだ、というところで締める。その大きな包容力のタイトルと相まって、うわーーー！！と思わず心の中でうなってしまった。