までやたらと川の近くに住んで来た。
それに比べると前の家も今の家もやや川から離れたところにはなったけれど、今の家から自転車で容易に行けるくらいの距離ではあるらしい。一眼レフを持ってiPhone片手に行ったことのない道を行ってみた。
川の辺りで遊ぶことは小学3,4年の頃よくやっていた。サイクリングロードがあるような川だったから散歩がてらだった。海に近い河口だったので、三角州を初めて見てびっくりした。潮干狩りもやった。
その後も同様にサイクリングロードがあるような大きな川岸の近くに何度か住んだけれど、ゆったりと過ごすことは比較的少なかった。
前の家に住んでいた時は電車でたまに行ってみた。対岸ではBBQなんかもやっていたから幾度かそれもやった。川岸近くまで降りられて、休日はカップルや家族連れがとても多い川だった。
仕事で疲れ切っていた時、エネルギーチャージだと川岸で日光浴をしていた。
夕方の川沿いはランニングする人が多かった。少し走れば線路も抜けられた。散策した場所の問題だろうけれど、カップルらであふれていた前によく行っていた川に比べると、やや川自体にはよりづらさを感じた。
でも川沿いを抜ける風が心地よかった。
風を感じられることが好きだ。旅でもなんでも。
夕暮れ、逆光で光を調整しつつ少しだけ写真を撮った。空間の広がりには広角で写真を撮りたくなる。
ファインダーの先、いつも焦り過ぎて見つめられなかったけれど、少しは意識して。
暗くなる前にもと来た道を戻る。
住宅街は目印が分かりづらくて迷いそうになるけれど、すっかり新緑になった桜並木の遊歩道に出たら少し安心した。