いつの

間にやら自分の中でちょっと習慣になりつつある箱根駅伝を見つつも、せっかくだから遠出をしたいとせっついて、冬の海や峠を散策。
東京だとなんだかんだの移動でものすごい距離を歩いているけれど、実家だとそれが減る&思考やら何やらのエネルギーを使う機会がないのでちょっと持て余し気味。
幸いにも暖かい日で、海ってこんなに綺麗だったっけ?とカメラを持って歩き回っている私と、ちょっと最後はお疲れ気味の姉。運転が大好きな父は特に普通に機嫌良く。
首都圏ではもっともっと離れないとなかなか人がいない風景に出会えないけれど、そうだよね、こっちではこれくらいの人が普通なんだよね。
何も無いと言えば無いのだろうけれど、何かがあると言えばある。ただ刺激的過ぎるものばかり求めていると気付かないんだ。でもその過程も成長には必要なのかもしれない。
実家の近所も少しだけ散策してみる。幼稚園生の頃、姉と姉の友人達と遠足がてらに行った川の付近とおぼしき場所をようやく見つけたのだけれど、水量も変わっているし草もぼうぼうで、本当にあの頃おにぎりを食べながら眺めた川だったのかなと思った。
新しい道路が出来たおかげで市街地よりさらに先の方に行くのは便利になって、市街地を避ける為のあのくねくねのひどい山道はほとんど通らなくてもよくなった。対向車も通れず、車酔いの激しい私には鬼門だったあの道。それもまた記憶はおぼろげになってしまって途中の行き道が分からなくなってしまった。
新しい道に様々な記憶は塗りつぶされて、また新しい記憶が生まれて塗られていく。
こうして時は流れるんだなぁ。