久し振り

の歯医者で、病院通いの面倒さや治療について最近の自分のポリシーからはずれざるを得ない部分に内心ちょっとささくれだっていた。
その前から言葉にはせずとも辛辣なことをぐさりと表現したい気分だった。
気分を一新するように展示物をお目当てに久し振りの1人カフェ。混んでいる店内で、危うく入れなさそうだったけれど幸い席を譲ってもらえた。
1人でぼーっとしていたら、こういう感覚も久し振りだと思い、1人でいることの楽しみも少し思い出してきて満たされていくようだった。瞑想しているような感じ。
少しいい気分で家路に着く。途中久し振りに花なんて買ってみて。
紫色の花がぱっと目について、癒されたいのか自分は、なんて内心笑っていた。