溜め込んで

いた家のことをして、ようやく落ち着いてから外出をした。
美術館などとちょっと縁遠くなっているなと感じたので、昨日友人が観てきたという写真展を観に行った。斎藤陽道展。単純なものじゃないと思うけれどご本人が書いていらっしゃったように、希望というかそういう光が見えて来る内容だった。決して軽い写真ではないと思うけれど。
聞こえないからこそ一生音楽に片思いである。
私の目がもっと悪くなって矯正も出来ないほどになったら?突然耳が聴こえなくなって大好きなミュージシャンの歌を聴けなくなったら?もう思い出の中でしか音楽を聴けないとしたら?
自分の中の根幹を揺るがすようなパラダイムシフトを随分と想像していなかったなぁ。そうしたら自分の中の哲学は1つ確実に掘り下げられるのかもしれない。強さを増すのかもしれない。
その後は友人が主催者の1人であるイベントへ。アットホームで、友人と写真のことや友人の近況についての話などをした。もがいている途中だと言う友人は、それでも種まきは怠らずにやっていて、他のことで誤摩化している私はちょっと迂回しているのかなと感じつつ、その友人の頑張り具合に、ゆっくりでいいから少しずつ足を進めようと思った。