法然院

はお寺ながらも拝観料などはいっさいない。お墓の方に行ってみるといい雰囲気のところで、緑が綺麗で、静かで、けれどもそう暗い雰囲気でもなく、「自分もお墓に入るときはこういうところがいいなぁ」と思いながら歩いた。観光客もめちゃくちゃ多いわけでもなく、本当にお寺を見に来たという感じで喧騒さもない。
門をくぐり本堂のほうに行ってみると展覧会が実施されていた。1つはおそらく油絵。ブルーを基調とした感じで、その絵はときには模様のようであったりする。くすんだその色は主張しすぎずいい。壁一面にいろいろな絵を飾れそうだ。入り口には外国の方がいた。その人が作者なのだろうか。ずっと別の人と話していた。
奥のほうに進むとまた展覧会があった。中に入ったところ着物を着た若い女の人。その人が作者らしい。絵は銅版画らしく、他の人に作り方を説明したりしていた。まるでピカソのように少しずれた空間配置。ポップな色使い、細い線。なにより淡い色が好きだと思った。ポップな色の時には、色をシンプルにおさえているのがいい。販売もしていて、絵自体のお値段が大きいものだと3万少し、額縁合わせてほぼ4万円。買えない金額ではないけれどやはり厳しい。いつか本物の絵が欲しいなぁ。ポストカードを3枚買った。
お坊さんの説法もあって、それがあまり聞ける時間ではなかったのが残念。親鸞などの話は聞いてみたいと最近思っていたから。